ゲノム編集食品は当然有機じゃない(パブコメ)

「有機農産物の日本農林規格等の一部改正案について」というパブコメのタイトルを見て、思わず身構える。ついにゲノム編集された食品を有機に入れるということに手を染めるのか、と思って読み進むと、(遺伝子組み換えを使えないことに加え)「ゲノム編集技術を用いて生産されたものについても、原材料等において使用できないことを明確にする改正を行う」(1)と。

 え、正しいじゃん。ちょっと待て。農水省はその逆の動きをしていなかった? “ゲノム編集食品は当然有機じゃない(パブコメ)” の続きを読む

遺伝子組み換え企業が作るウソ:「ゴールデンライスは命を救う」

 ウソの情報を流して、人びとを混乱させることは、気候変動も典型だが、遺伝子組み換え関連でも激しい。遺伝子組み換えでは一番、古典的なのがこのゴールデンライスに関するデマだろう。つまり、「ゴールデンライスは発展途上国のビタミンA不足を救うために作られたのに、遺伝子組み換えに反対するものたちによってその栽培を阻まれている。環境運動は救えた命を死に追いやった」というもの(1)。 “遺伝子組み換え企業が作るウソ:「ゴールデンライスは命を救う」” の続きを読む

遺伝子組み換えをめぐる世界での攻防

 2015年には28カ国あった遺伝子組み換え作物栽培国は2017年には24に減少。もはや先進国で遺伝子組み換え栽培国の増加が見込めなくなった遺伝子組み換え企業はアフリカやアジアに矛先を定める。アフリカは長いこと、遺伝子組み換えの押しつけをはねのけてきた。遺伝子組み換え食用作物を大規模に栽培しているのは南アフリカくらいに過ぎない。ブルキナファソは遺伝子組み換えコットン栽培を開始したが、品質が大幅に悪化したため、巨大な損害を被り、モンサントを告訴。その後、栽培を禁止した。そもそも気候が米国とは異なるアフリカで米国で開発された遺伝子組み換え種子がうまくいくと考える方がどうかしている。 “遺伝子組み換えをめぐる世界での攻防” の続きを読む