Piwigoのカスタマイズ

写真のオンラインギャラリーを実現するオープンソースのサーバーアプリケーション、多数あるけれども、ざっと調べてみて、Piwigo (http://piwigo.org/)が柔軟性も高く、しかもコミュニティの活発さもあって、よさそうだということでインストールしてみた。

MySQL5とPHP5が使えればインストールはきわめて簡単。
写真のアップロードは複数ファイルをまとめてWebインターフェースを通じてすることもできるし、Windows、Mac、Linux対応の専用ソフトpLoaderを使って透かし(watermark)を入れつつアップロードという芸当もできる。

写真の分類は1つの写真を複数のアルバムに入れることができ、しかもアルバムは階層構造、つまり入れ子にできるため、極めて柔軟にフォトライブラリーを構築することができる。

ユーザーごとに権限を指定できる(ただし、顧客によって個別の高解像度を提供したりしなかったり、というような高度な制御は標準機能では無理そう)。

Extensionが多く開発されていて、Facebook、Twitter、Google+などのお馴染みのものはもちろん、たとえばアップした写真をWordPressで表示するとか、ページを完全に多言語対応にするものや、PayPalでの支払いを実現するExtensionもある(PaypalやWordPressのケースはどこまで使えるかはまだ未確認)。

デザインはテーマとしてすでに開発されているものをダウンロードして利用することができる。CSSでのカスタマイズもLocalFiles EditorというExtensionを使うと、ブラウザー上で簡単に書き換えられる。簡単に静止ページを作るExtensionであるAdditional Pagesも便利。

3つの異なる用途にさっそくインストールしてみたが、異なる用途に対応する柔軟さがある。

特にExtended Descriptionは多言語化を可能にするExtensionで、多言語化が不可欠な人には非常に魅力なので、少しメモしておく。

多言語化対応にするExtended Description

Piwigoのメニューは多言語対応している(45言語![追記]Piwigo 2.3.3でエスペラントが加わり46言語になった)ので、Language SwitchというExtensionを有効化すれば、メニューはすぐに多言語対応になる。

写真のデータやアルバムの表記は基本的に1つしか入力項目がない(データベースの入力項目が1つずつしか存在していない)が、このデータを[lang=defalut]デフォルト言語用[/lang][lang=en]英語用[/lang][lang=ja]日本語[/lang]などという書式で書くことで多言語化するのがこのExtension。

ブラウザーのデフォルト言語の表記が表示され、またLanguage Switchのアイコンで切り替えることでブラウザの設定にはない言語に変更することもできる。

データの入力スペースは言語別に書く欄が分かれておらず、1つの欄に複数の言語のデータをタグと共に入力しなければならないので、入力の手間は大きくなり、管理画面からデータの視認性も少し落ちるが、多言語で組みたいという場合は大きな威力を発揮するだろう。

こうしたすぐれたシステムを見てしまうと、それを使って何か作ってみたくなる。それくらいおもしろい。

その他、いくつか、使う際にカスタマイズする必要を感じるので、そのやり方を記録しておく。

日本語の言語設定のアイコンが日の丸になってしまうことを修正

多国語切り替え(Language Switch)を有効化すると、日の丸が日本語表示のマークになる。
こりゃいやなので、
Piwigoインストールしたディレクトリ/language/ja_JP/ja_JP.jpgを書き換える。

アルバムの領域がクリックできるようにする

トップのページからアルバムをクリックする際、アルバムの文字やサムネイルの写真はクリックできるが、その他の部分はそうではない。アルバムが表示される領域はマウスでポインターを持って行く(hover)で色が変わるので、あたかもその領域をクリックすればそのアルバムが表示されるようになっているように思える。しかし何も変わらないため、人によってはそこから先に行けないと思ってしまうかもしれない。

そこで、文字・サムネイル画像以外のアルバムの領域をクリックしても当該アルバムに飛ぶようにjQueryを使って改造する。

Piwigoのインストールディレクトリ/themes/default/template/header.tpl
{get_combined_scripts load=’header’}
の下に以下を書き加える。

{combine_script id='jquery' path='themes/default/js/jquery.min.js'}
{literal}
<script type="text/javascript">
$(function(){
$(".thumbnailCategory").click(function(){
window.location=$(this).find("a").attr("href");
return false;
});
});
</script>
{/literal}

これでアルバムをクリックすれば飛んでくれるはず。

高解像度の写真はダウンロードのアイコンクリックに限るように改造

高解像度が許可されたユーザーに対してはWebページの写真(サムネールよりも大きな個別の写真ページで表示される写真)をクリックすると高解像度の写真が出るようになっている。

しかし、この方法だと高解像度の写真をダウンロードした人が把握できなくなる。高解像度の写真をダウンロードした人をアクセス解析(History追跡機能)で把握したい、しかし、管理者だけは写真クリックで高解像度の写真を表示できるようにという団体のニーズに合わせるため、ソースに手を加えた(管理者には可能にしたのは高解像度の写真のURLが管理者にはすぐにわかるようにするため)。

インストールディレクトリ/themes/default/template/picture_content.tpl
のファイルを書き換える。下記で
{if isset($U_ADMIN)}
{/if}

でくくったところがそれ。

{if isset($high)}
{combine_script id=’core.scripts’ load=’async’
path=’themes/default/js/scripts.js’}
{if isset($U_ADMIN)}
<a href=”javascript:phpWGOpenWindow(‘{$high.U_HIGH}’,'{$high.UUID}’,’scrollbars=yes,toolbar=no,status=no,resizable=yes’)”>
{/if}
{/if}
<img src=”{$SRC_IMG}”
style=”width:{$WIDTH_IMG}px;height:{$HEIGHT_IMG}px;” alt=”{$ALT_IMG}”
id=”theMainImage”
{if isset($COMMENT_IMG)}
title=”{$COMMENT_IMG|@strip_tags:false|@replace:'”‘:’
‘}” {else} title=”{$current.TITLE|@replace:'”‘:’ ‘} – {$ALT_IMG}”
{/if}>
{if isset($high) }
{if isset($U_ADMIN)}
</a>
<p>{‘Click on the photo to see it in high definition’|@translate}</p>
{/if}
{/if}

日本語に対応していないExtensionを使う場合

Piwigoインストールしたディレクトリ/plugins/プラグインの名前/language
の下に ja_JP というディレクトリを作り、たぶん存在しているだろうen_USかen_UKのディレクトリーの中味をコピーした上で、plugin.lang.phpなどというファイル名のファイルを翻訳していく。
書式は
$lang[‘Top’] = ‘Top’;
のようになっているので、
$lang[‘Top’] = ‘トップ’;
としてやればいい。

オープンソースの精神に立てば、使う以上、日本語対応させた時はそのプラグイン(Extension)の作者に日本語の翻訳ファイルを送って貢献すべきだろう。しかしものによっては大量の翻訳になるので、全部やろうと思うと大変になることもある。

Extension download_multiの翻訳を修正する

アルバムごとや個々の写真をまとめてダウンロードできるExtension、Download_Multi、便利なプラグインだが、管理画面が英語を選択しても、フランス語のまま。これも上記の方法で、ja_JPディレクトリーを作成して、そこで翻訳すればいい。実はen_UKの翻訳セットは準備されているのだけど、管理画面のところはフランス語のままになっているので、言語設定を変えても管理画面は変わらない。

download_multi/language/ja_JP

download_multi/language/en_UK
の内容をコピーして、フランス語になっているものを日本語にしてやればいい。なお、グループは複数選ばなくても、Ctrlを押して指定してやらないと、選択したことにならず、エラーが出て、いつまでたっても設定できないことになってしまうので注意が必要。

翻訳の足りない部分、おかしい部分

バッチ・マネージャーで下記の翻訳が足りないのでlanguage/ja_JP/admin.lang.php に追加。
$lang[‘The whole page’] = ‘このページすべて’;
$lang[‘The whole set’] = ‘すべての写真’;
$lang[‘Who can see this photo?’] = ‘この写真の閲覧許可対象’;

同ファイルで
s/アックション/アクション/ ←アックションと書かれた部分3カ所一括置換
s/アドミニ/管理ページ/

日本語で問題になるかも=メール文字コード

コンタクトフォーム用のExtensionはあるが、日本語用のメールのExtensionは存在していないので、メールの文字コードはUTF-8になる。今時、ほとんどのメールクライアントはUTF-8は読めると見なせれば問題ないが、そうでない場合、文字化けする。

気になる人はExtension作るしかない。

使用しなかったExtension

LMT
著作権を選択して表示する。よくできているが、単に著作権の種類を表示するだけでなく、カメラマンの写真を預かるような場合、著作権者の名前を保存しなければならない場合、Piwigoのauthorとは別にデータを保存することになってしまい、煩雑になるので、利用をあきらめた。写真によってCreative Commonsの異なるレベルやCopyright (CopyLeft) を使い分けるという時は威力を発揮するかもしれない。
Extended_authorとCopyrights

著作権者をプルダウンで選択できると思ったのだけど、うまくいかなかった。あらかじめ著者情報を入れておけばよかったのだろう。今後使ってみようと思うが、個人的なメモとして残しておく。

いずれにしても、写真を効果的に共有したいという場合にはひじょうに使えるシステムであると思う。今後の発展にも期待したい。

追記: タイトルバナーにHomeへのリンクを追加

タイトルバナーにHomeへの戻りのリンクがないのは使いにくい、ということで

themes/default/template/header.tpl に下記のリンクを追加。こうすると管理画面で書き込むPage bannerの文章にまで同じリンクがかかってしまう(Page bannerで書き込む文章を</a>で始め、その続きの文章のどこかにリンクを設定して最後の</a>を省けば、ちょうどうまく行くんだが…)。またリンク文字の色はテーマによって決めさせた方がいいからここでstyleで書くのは御法度だろうが、何と書けば正解なのか今わからないので暫定的に。

<div id=”theHeader”><a href=”/photos/” style=”text-decoration:none;color:white”>{$PAGE_BANNER}</a></div>

Piwigoに関する情報

:
Piwigo Website: http://piwigo.org/
Twitter: @Piwigo

遺伝子組み換え大豆に追い詰められる南米先住民族 ブラジルを中心に

PARC先住民族チャンネル】オープン記念セミナー <脱成長・脱原発の時代と先住民族の暮らし> 2012年1月21日 アジア太平洋資料センター(PARC)で遺伝子組み換えと南米の先住民族の問題について話させていただいた。

同時に上映させてもらったビデオ、Killing Fields (Ecologist Film Unit / Friends of the Earth、日本語字幕GreenTV) 第一幕第2幕ビデオの方はヨーロッパから見た遺伝子組み換えが主題で、特に第2幕の最後の方はかなり主題から逸れてしまうのだけど、日本語の字幕の入ったビデオがほとんどないので、これを使わせてもらった。

急激な遺伝子組み換え大豆栽培の増加によって南米の先住民族や自然が痛めつけられている。日本もまたそれに無関係ではない。

PARC先住民族チャンネル

iPadでレイアウトが崩れる

WordPressでサイトを構築していて、他のブラウザーでは問題が起きないのに、iPadでだけレイアウトが崩れるという現象が起きた。

メインのコラムに右にメニューを置くタイプのレイアウト。他のすべてのブラウザーで想定通りに表示されるのに、iPadだけはメニューが右の位置に入らず、メインのコラムの下に来てしまう。

CSSのwidth、paddingやmarginの設定の問題かと思ってチェックしてみたけど、どうも違う。

相当時間がかかったけど、問題は Viewport の設定であることが判明

このタグをコメントアウトしたら正常に表示された。
横幅が広くないサイトでは問題は起きていない。
仮説だけど、iPadのViewportは980pxであり、1000px超す場合は上記の指定ではおかしくなるということだろうか。

iPadに対する最適化まで余裕が持てないので、とりあえず、上記タグの無効化でよしとしておく。

放射線測定:高い場所はどこだ?

放射線測定 @砧公園 正面煙突は清掃工場の焼却炉の煙突松戸市役所が貸し出すHORIBA PA-1000Radiで松戸市上本郷の放射線測定したら、雨樋の下など2.5μSv/hという高い値が出た。そこでRADEX RD1706を入手し、世田谷区砧公園周辺を測定してみた。

砧公園はすぐ側に焼却所もある(左写真。目の前の煙突は清掃工場の焼却炉だ)。しかし、値は思ったより低く、0.08μSv/h。公園で落ち葉の上ではしゃぐ子どもたちの姿を見て、「落ち葉には放射性物質がついているから、子どもたちが被曝してしまう。でもよその子に遊ぶなとは言えないし」と暗澹たる気持ちになっていたが、一面、落ち葉が厚く敷き詰められているような場所の地面すれすれを測定しても、値は0.08〜0.12。落ち葉のないところ、あるいは地面から1m離れたところの空間線量と大きな違いがない。道沿いの排水口もそれほど高くはなかった。

0.114μSv/hでほぼ年間1mSvとなる(0.114μSv/hx24x365=998.64μSv/y)。このRD1706はγ線だけでなく、β線も関知するということで高めに出るという。

放射線測定 花壇の枠の中何カ所も計ったが風通しのいいところでは高い放射線量は測定されなかった。しかし、風のふきだめとなるような風をブロックするような場所では放射線量は高い。

右の値は0.32μSv/h。0.30μSv/hでアラーム音が出る設定になっているため、時折、アラームが出た。あちこち、計るうちに、ここは高そうだ、と予測がつくようになってくる。

上の写真と同じ場所世田谷区砧公園周辺では風通しのいいところで放射線量の高いところは見つからなかった。しかし、風通しが遮られるところでは、放射線は高いところがある。風通しが悪そうなところはすべて高いかというとまたそうでもないのだが。

落ち葉をすべて隔離するとなれば保管場所が大変だ。しかし、実際に危険な値を示すのはすべてではない。測定しながら実際に危険で隔離しなければならない落ち葉は世田谷区のレベルではかなり限定できそうだ。それを隔離することで効果的に危険を減らせるだろう。

また外で子どもが遊ぶ時は、風通しのいいところで遊ばせて、吹き溜まりのようなところには近づかないことを徹底すれば子ども被曝は減らせるだろう。犬の散歩でも吹き溜まりのような場所はできるだけ避けた方がいい。

実際に測定することで、放射性物質がどんな場所に蓄積していくのか、イメージできてくる。それは落ち葉よりもはるかに軽く、風で移動してしまう(高汚染地域ではすでに落ち葉や樹木、土壌やコンクリートに深く放射性物質が入り込んでしまっているだろうから、状況は地域によりかなり違うだろう。松戸市では剪定した樹木はすでに高い放射性物質が付着しているため、焼却も不可能、隔離の処理となっていると聞く)。

それだけ軽いものであれば、窓を開けたり、衣服に付着する形で室内に入っていくことは十分想像できる。そして、室内の暖房などで室内を回流するだろう。蓄積する一方になっていくと考えると危険だ。これに対しては空気清浄機が相当役立つだろう。測定するまで、空気清浄機が役立つというイメージがわかなかったのだけど、この結果を考えれば放射性物質は室内の空気の移動でも必ず動くはず。空気清浄機をその対流の中に入れておけば、確実にそれを捉えるはずだ(HEPAフィルターなどは放射性物質の除去に期待できる)。

室内の水拭きが奨励されていて、やらなければとも思うが、水拭きできないような場所もあるし、日常生活を送っていく中でなかなかやろうと思ってできないことも多い。でも空気清浄機を回すことは実践しやすい。安価なものも最近は出ているし。

世田谷区の放射能汚染も決して安心できる状態ではないだろう。特に子どもはもっと放射線量の低い地域に避難できれば避難することが望ましいと思う。決して、こうすれば世田谷でも安全というつもりはまったくない。また瓦礫焼却によって事態は急激に悪化する可能性もある。しかし、生活する以上は放射線量を量り、その危険の度合いを把握することは大いに勧めたい。

オンライン寄付、会費徴収システムを考える

日本の市民団体の圧倒的多くは会員1000人以下。会員が増えない理由はさまざまに分析する必要があるが、会費の支払い方法の制約は大きな原因となっている。

多くの団体にとって、会費請求は負荷の高い仕事だ。会員を管理するデータベースもさまざまな問題をもちながら、というところが少なくない。

会員の側からしたら、1年に一度、会費請求がある、面倒だと思っているうちに払いそびれて、それっきりになってしまうというケースもある。団体の事務局からすると度重ねて請求業務をするのは事務的にも精神的にも楽ではない仕事だ。また1年に一度の請求でどかんと請求されるより毎月少しずつの方が楽という人もいるだろう。そのどかんのショックで会員辞めます、というパターンも少なくないかもしれない。しかし、手作業での会費請求と送金は月ごとはまず不可能だ。

オンライン決済を可能にすること、さらには自動引き落としを実現することで、市民団体からすれば請求漏れからくる会員減を減らせ、会員の側も送金の手間を減らすことができる(もちろん、毎年確認して出すかどうか決めるというポリシーの人はそれはそれで尊重されるべきだが)。

自動引き落とし決済の代行業者は結構数がまとまらないと割が合わないケースが多い。しかし、オンライン決済システムの側で自動引き落としを実現する方法がある。これができると安価に自動引き落としを実現できる。

オンライン寄付および自動引き落としの実現方法を考えてみた。

オンライン決済による寄付・会費徴収実現に向けて

目的
1. 一回きり(one off)の寄付を簡単にできる(さまざまな目的のための寄付)
2.自動継続の会費(auto payment)支払いができる…会費請求業務の簡略化および財政の安定、向上
3.海外からの寄付も可能にする(英語での対応および海外通貨での寄付など)

実現方法
1.ショッピングカートサービスプロバイダー(ASP)
2.専用サーバーにオープンソースのショッピングカートをインストール+オンライン決済会社と独自契約

実現方法詳細

方法1.ショッピングカートサービスプロバイダー(ASP)

自動継続は雑誌などの定期購読課金の機能を使う(その機能のあるASPは多くない。定期購読の機能で会費を集めることに使えるか確認が必要)。

この方法のメリット
・ システムのメンテナンスを任せられる
・ オンライン決済手段が豊富

この方法のデメリット
・ 自由が効かない
・ 定期購読機能のあるASPが少ない
・ 英語に対応したASPが少ない
・ 決済手数料は総じて高め(5%以上?)、月額の運用費用が高い(機能が限定されたショッピングカートなら月額1,000円程度であるが、外国語対応、定期課金機能のついたショッピングカートは月額7,000円以上?)

ASPの具体例
Live Commerceホスティングサービス…オープンソースのショッピングカート開発会社のASPサービス
http://www.live-commerce.com/hosting/
・ 会費徴収OK
・ 英語対応OK
カゴラボ…初期費用も月額費用も高い
http://www.cagolab.jp/about/index.html
・ 定期購読は可能(会費徴収に使えるか要チェック)
・ 英語は対応していない様子(記述なし)
エクスカート
http://www.xcart.jp/
・ 安い。月額1,050円〜
・ 定期課金は言及無し
・ 英語は対応していない様子(記述なし)

方法2.専用サーバーにオープンソースのショッピングカートをインストール+オンライン決済会社と独自契約

サーバーにオープンソースのショッピングカートをインストールする

Magento
http://www.magentocommerce.com/
Live Commerce
http://www.live-commerce.com/hosting/features/subscription.html

この方法のメリット
・ 自由が効く
・ 多言語対応可能
・ 月額料金などがかからない

この方法のデメリット
・ スタートアップにオンライン決済代行業者に10万円以上かかる
・ 構築の手間が大変
・ システムのメインテナンス、アップグレードなどに手間がかかる
・ 不具合出た時の対応が大変

現状の問題点

ASPサービスが安価にできればいいのだけど、今調べた範囲ではそう安くない(一度きりの寄付であればかなり安く実現できる時代にはなった)。

技術的にできる人がいれば独自にオープンソースでやっていけば運転費用などはかなり抑えられる。ただし、そういう人を確保しようと思えば人件費なども必要になってくる。

安いASPサービスが出てくることを待つしかないだろうか…。

何かいい方法があったらぜひご教示いただけると幸いです。

ジウマ・ルセフ大統領へのメッセージ:ベロモンチダム建設を中止してください

ジウマ・ルセフ大統領、

ベロモンチダムの建設を中止してください。

ベロモンチダムはブラジルの地域社会のニーズに応えるものではありません。

現に現地に住む先住民族や伝統的住民は長年強く反対の声を上げてきました。その声は無視されています。

ベロモンチダムはアマゾンの鉱物資源開発に使うものと理解せざるをえません。そしてその資源の多くは海外に輸出されます。その開発の過程で、アマゾンの生態系は大きく破壊されてしまうことでしょう。

一時的に鉱山開発でブラジルが外貨を獲得し、利益を得たとしても、アマゾンの生態系が破壊されてしまえば、長期的にみればブラジル社会にとっては大きな痛手になります。鉱山資源は永続しません。しかし、アマゾンの生態系は今後長くブラジル社会を支える資源となります。

自然を破壊し続ける開発がこのまま続けばブラジルはもちろん、世界は崩壊するでしょう。その端的な例を私たちは東京電力福島原発事故で経験しました。この事故によって日本、そして世界は放射能汚染に長く苦しむことになります。このような開発はもはや続けることができない、ということを東電原発事故は示しています。

日本列島の住民はアマゾン破壊で作られるアルミや鉄を使って便利に生活してきました。そしてそのことを十分知らずに来ました。しかし、その生活はさまざまな浪費を生み出し、世界を汚染しており、もはや維持できるものではないと思います。

ベロモンチダムがひとたび建設されれば、先住民族を初めとする人びとの失われる生活、そして森、川は戻ってきません。鉱山資源はそう長くは続きません。どちらが重要か、ブラジル社会が長く幸せになれる道はどちらか、熟慮いただき、ベロモンチダムの建設を中止するようお願いいたします。

2011年8月22日

印鑰 智哉

ベロモンチダムに反対する国際デー

8月20日にブラジル国内、22日に海外でベロモンチダムに反対する国際行動が組まれる。

日本でも何らかの行動をしたかったけれども、そこまでできなかった。何もしないというわけにはいかないので、ブラジル大使館にメッセージを送ろうと思う。

その前にベロモンチダムとは何か、何が問題なのかを簡単に振り返る。資料を参照しながら書く余裕がないので、正確さに問題があるかもしれない。

ベロモンチダム建設が計画されたのは今から30年ほど前の軍事政権時代。ベロモンチダムの建設地周辺にはブラジル社会に接触をまだ持っていない先住民族をはじめ、数多くの先住民族がいる。


大きな地図で見る

その中でも先住民族カヤポは伝統的な生活を保ちながらもブラジル社会に対して積極的にデモ反対の意思表示をしてきた。カヤポのリーダー、Raoni(ハオニあるいはラオニ)がStingといっしょにベロモンチダム反対の世界ツアーを行っていて、日本にも来ている百一姓Blogカヤポ族 呪術師長老ラオーニ、日本を行く2007

なぜ、このダム計画が問題なのか?

同じく軍事独裁政権時代に計画され、建設されたトゥクルイダムはその発電量の多くが日本の出資したアルミ精錬工場のために使われている。一方、地域に住む先住民族や伝統的住民にはこうした電気は供給されていない。このアマゾン地域はカラジャス鉱山など、鉄鉱石、アルミの原料、金など豊かな鉱山資源がある。要するにそうした鉱山開発のためのエネルギーであり、その鉱山資源は主として海外に輸出される。地域住民からすれば地域の必要などはまったく無縁。このベロモンチダムも同様だ。人口の多い地域から隔絶されたアマゾン奥地に作られる水力発電は海外の必要に応じるため、地域を破壊するために作られるエネルギーだということになる。ブラジル社会のニーズに即する限り、このダム建設は不要であるという報告もある。

こうした破壊的計画は実際に直接間接に生活に影響を与える先住民族にはまったく事前の説明がされていない。ブラジルも批准しているILO条約169号違反である。

水力発電は自然エネルギーで地球温暖化対策としても優れているとブラジル政府は強調しているが、熱帯地域におけるダムはメタンガスを大量に発生させるため、必ずしもクリーンとはいえない。しかも、水体系を大幅に変えてしまうことにより、魚を中心に川の生態系は大きく破壊される。トゥクルイダムでは大量の蚊が発生し、多大な被害が出ている。川とともに生きる生活を続けてきた先住民族や伝統的住民にとってはまさに生存の危機にさらされることになる。

このダム建設が始まると、ダム周辺で巨大な規模で森林破壊が進むだろう。そして、さらなる鉱山開発なども始まり、多くの人びとが流入していくことになる。その結果、伝統的な暮らしをしてきた人びとの生活は破壊され、多くの森林が失われ、とりかえしのつかない生態系が失われてしまう。

このダムには多くの批判があり、30年間着工されずにきた。地域の先住民族もダム建設に対しては闘って死ぬまで反対する意思表示をしている。国際社会もまたStingに加え、映画『アバター』の監督ジェームズ・キャメロンが現地をたびたび訪れ、ベロモンチダム反対の声を上げている。

アマゾン破壊で作られたアルミ缶を日本でも使っている。そうした破壊を続けるのかどうか、これは現地の先住民族の生存権のみならず、日本社会のあり方の問題でもある。

ブラジル大使館にベロモンチダム建設に反対するメッセージを送ろう!
ブラジル大使館

NHK BS「<シリーズ チェルノブイリ事故 25年>被曝(ひばく)の森はいま」を観て

NHK BSに「<シリーズ チェルノブイリ事故 25年>被曝(ひばく)の森はいま」という番組があったそうで、NHKオンデマンドで見てみました。おもしろい番組ではありました。

チェルノブイリ原発事故で周辺の生態系は一度死滅。放射線が弱くなった後に死滅したところに周辺から動植物が入り始める。
研究者がその影響について長期間の研究をしている。
その簡単な紹介といったところ。

この地で生まれ育ったねずみは放射線に耐えて繁殖できているが、つばめはずっとこの地で生活しているわけでもないのに左右の羽がつりあわない大きさになったり、生殖機能に深刻な影響が出て、この地では繁殖できずに死にゆくのみ。他の地域でまた生まれるのでつばめはチェルノブイリにも飛んでくるがその数は少ない。

ここで研究するレオニード氏はこの放射能汚染地で育った野菜を食べている。放射線がどこに蓄えられるかを徹底的に調べ、その調査を元に、安全な部位を食べるので内部被ばくもかなり避けられているという。作物によって放射能汚染を抱え込むところが微妙に異なり、ある種の果実は種に放射能を抱え込む一方、果肉はかなり安全とか。

もうちょっと突っ込んで欲しかったというか、もっと知りたいと思ったところで、番組は終わってしまいました。実際にはまだまだ研究が進んでいないのかもしれません。人類にとってほとんど経験のないことだけに(こんな研究が進むこと自身が異常で好ましいことではないのですが、核に取り込まれている現実では不可欠な研究でしょう。もっとも核と共存するための研究であればごめんです。核の被害を減らして、核エネルギー使用をやめていくために役立つのであればいいのだけど)。

東電原発事故以降、東日本では汚染のない安全な食材を求めることは困難になり、この汚染された地域の中で生きていくしかないというのが現実となっていると思います。そうであるなら汚染のない食材が得られないことを嘆くのではなく、核汚染の中でどうやって内部被ばくを避けられるのかを考えなければならなりません。

もちろん、放射線と闘うことはできないし、逃げられるのであれば逃げるべき、特に子どもや子どもを作ろうとしている若い人は可能な限り、危険な放射線の高い地域からは逃げてほしい。留学でも休学でも、なんでもいい。

東日本での食品汚染は広範囲に広がっており、長期化するでしょう。この汚染から逃げ切れない多くの人にとって放射線被曝汚染の危険の最小限化法が必要となっていると思います。

以前と同じ放射性物質を取り込みやすい作物を植えるのではなく、可食部に放射能をため込まない性質を持った作物を積極的に作るとか、さらに、内部被ばくしにくい調理法を開発するとか、そうした方法がないものか。また、同じ野菜でももっとも放射線を含まない箇所を子どもにあげ、放射線に鈍感な大人がその他の部分を食べるようにすれば少しでも将来の被害を緩和できる。また特定の部位に吸収した放射性物質は適切に処理する方法ができれば、汚染された土地の放射線量も自然に任せる以上に早く減らすことができるかもしれない。

そんな都合のいい方法がすぐ見つかるとは思わないけど、もしあるのであれば早急に生産者と消費者の手で実現に移したいところだと思います。食文化も新しく作らないといけないかもしれない。市場に任せていてはまず実現できない。国にもほとんど期待はできない。そんな時に生協や共同購入のネットワークが役立ってくれないかと強く思う次第です。もちろん、われわれの目の前にある課題はそれだけで解決するような規模のものではないと思いますが、それらが一つの媒介者として、国や市場を動かすことができれば、大きな力になりうるし、そうしないと未来がないとさえ思えてきます。