この裁判はモンサントのラウンドアップ(その主成分グリホサート)の運命を決めるものとなるかもしれない。
モンサントの除草剤ラウンドアップが人間や家畜には安全であるとする宣伝が虚偽で消費者を欺くものだとして市民組織がモンサントを告発した。しかし、モンサント社はこの訴訟を棄却するように裁判所に求めていた。米国のコロンビア高等裁判所は十分な証拠が提出されたとしてその訴えを5月7日に受理した。 “モンサントの「ラウンドアップは安全」の宣伝の虚偽に関する裁判始まる” の続きを読む
ロイターの記事が削除:グリホサートが妊娠期間を短くする
モンサントの農薬グリホサートの摂取により妊娠期間が短くなる、という米国での研究について、ついにロイターまでがこの件を報じた。 “ロイターの記事が削除:グリホサートが妊娠期間を短くする” の続きを読む
栄養と市場を失い続ける米国の遺伝子組み換え大豆
トランプ大統領が鉄鋼とスティールに関税、貿易戦争の文字が世界のメディアに躍る。せいぜい中間選挙を睨んだパフォーマンスに過ぎないだろうが、実は米国はもっと深刻な貿易戦争に敗れ続けている。
世界一を誇ってきた農業大国の衰えが激しい。その主要因は遺伝子組み換え農業ではないか? “栄養と市場を失い続ける米国の遺伝子組み換え大豆” の続きを読む
グリホサートは妊娠期間を短縮する
特に妊娠されている方、家族・知人がいる方は読んでほしい。モンサントの農薬、グリホサートは妊娠に悪影響を与える可能性が高い、ということ、そして日本では遺伝子組み換え食品だけでなく、昨年末にグリホサートを大幅規制緩和してしまっているので、今後、小麦などから大量摂取する可能性があるということ、だからそれを避ける食を選んで欲しいということ。 “グリホサートは妊娠期間を短縮する” の続きを読む
世界で進む有機、脱農薬の動き、真逆の日本
かつて日本の再生可能エネルギーに関する技術は世界のトップをいっていただろう。それが原発や石炭火力にしがみつく政治によって世界から周回遅れになってしまったという。
同じことがいろんなさまざまな分野で起きている。農業もその1つ。 “世界で進む有機、脱農薬の動き、真逆の日本” の続きを読む
モンサントの決算は明るい未来を語るか?
モンサントは2018会計年度第1四半期決算が好調なのだそうだ。「世界から反対が高まって追い詰められてなんかいないんだ。モンサントが危ないなんて言うヤツは嘘つきだ」と言われそうだが、果たしてモンサントの未来は明るいだろうか? どう見ても真っ暗だ。 “モンサントの決算は明るい未来を語るか?” の続きを読む
ラウンドアップ/グリホサートの人体への影響
生物多様性が危機にあるというと、絶滅危惧種の動物や植物のことを考えるかもしれない。でも、もっとも危機にあるものはもっと身近にある。それは体内にある。腸内細菌がそれだ。乳酸菌や大腸菌はかなり前から知られるようになってきたけれども、DNA解析できるようになって、もっと多くの菌が体内にあって、私たちの生命を支えていることがわかってきた。
なぜ、それが危機にあるのか? アレルギーや自己免疫疾患がここ20年に急激に増えてきたが、それには腸内細菌の失調が大きく関わっている。NHKの特集「人体」はこの腸内細菌の重要性に光をあてたがなぜ今、その腸内細菌が危機にあるのかは、それをもたらしたものは何なのかは分析しない。漠然と食にその原因があることを示唆するのみ。 “ラウンドアップ/グリホサートの人体への影響” の続きを読む
ブラジルでジカンバ耐性GM大豆の栽培? メキシコでは最高裁を無視
大豆に関して厳しい話しを2つほど。どちらも問題はモンサント。モンサントはブラジルでジカンバ耐性の遺伝子組み換え大豆の栽培開始を射程に入れた、という話し。もう1つはモンサントはメキシコの最高裁にユカタン半島での遺伝子組み換え大豆の栽培を禁止される判決を受けたのだけど、それを無視してGM大豆の販売を続け、その結果、ユカタン半島で養蜂業を営む先住民族は採集した蜂蜜に遺伝子組み換え花粉が混じり、ヨーロッパでの市場を失ってしまっているという話し。 “ブラジルでジカンバ耐性GM大豆の栽培? メキシコでは最高裁を無視” の続きを読む