TPPはグローバルなモンサント法である(確定!) 参加国はすべてUPOV1991年条約の批准が義務付けられる。
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TPPと「モンサント法案」
WikiLeaksがTPPの知的所有権項目のテキストをリークした。その内容は想像していた通りだった。「モンサント法」の世界化である。
TPPや米国との自由貿易協定でラテンアメリカ諸国には「モンサント法案」が押しつけられた。この法案は総じて、
・ 農民が種子を保存することを犯罪として取り締まる。
・ 農民が種子を他の農民と交換・共有することを禁止する。
・ 農民は毎回、政府に登録された種子を購入しなければならない。
とするものだ。ラテンアメリカでは諸国では激しい反対運動が繰り広げられ、こうした法案は葬り去られている。TPP批准国ではメキシコとチリにこの法案が登場し、どちらも廃案となったが、もしTPPが成立してしまえば再び、この法案が登場してくるだろう。 “TPPと「モンサント法案」” の続きを読む
インドの種子の闘いとバイオパイラシー
1月26日はインドの独立記念日の意味合いが強い共和国の日。その日にオバマ大統領がインドを訪問する。バンダナ・シバ氏がそのオバマとインドのモディ首相に公開書簡を書いたが、その内容がすごく、この間のバイオテクノロジー企業による種子支配との闘いの歴史となっている。 “インドの種子の闘いとバイオパイラシー” の続きを読む
世界化するモンサント法案と人びとの種子の権利、食料の主権を守る闘い
TPPによる日本の農業崩壊の危機が懸念される。しかし、TPPによる危険は日本の農業ばかりでなく、世界大のものとなっている。しかも単なる関税や通商問題に留まらない。このTPPを背後で推し進める勢力の狙いをしっかりと見すえる必要があるだろう。
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ラテンアメリカとアフリカでの農民の種子の権利が危ない
米国における農業生物多様性は前世紀急激に消失した。National Geographicはそれを見事なインフォグラフィックで表現した。1903年から1983年の80年間に93%の多様性が失われた。農民が種子を取ることをやめ、企業が種子を握るようになったことの結果だろう。 “ラテンアメリカとアフリカでの農民の種子の権利が危ない” の続きを読む
モンサントはいらない–Occupyモンサントに寄せて
9月17日はOccupyモンサント世界行動日。日本では18日に東京・東銀座の日本モンサント株式会社前と首相官邸前で行動が行われ、そこで問題を提起しました。時間が限られていて、話しきれなかったので、話したかった内容をまとめておきます。 “モンサントはいらない–Occupyモンサントに寄せて” の続きを読む
バンダナ・シバ『バイオパイラシー グローバル化による生命と文化の略奪』
バンダナ・シバ(Vandana Shiva)、この人のことをどう語ることができるだろう?
20年前にリオで開かれたRio92(国連環境開発会議UNCED92)に平行して開かれたグローバル・フォーラム(会場はピープルズ・サミットと同じフラメンゴ公園)の会議で出会った。20年後も、珠玉のフレーズが息つく間もなく飛び出す。原稿も持たずにどうしてこんな美しく力強い演説ができるのだろう、しかも知的な深みが半端でないのだ。 “バンダナ・シバ『バイオパイラシー グローバル化による生命と文化の略奪』” の続きを読む
バイオパイラシー問題を考える:アマゾンでの生物多様性保全の取り組み
南の生物資源を北の企業が特許を勝手に取ってその利用権を独占してしまうバイオパイラシー、最後の例はアマゾンでの例。 “バイオパイラシー問題を考える:アマゾンでの生物多様性保全の取り組み” の続きを読む