ブラジルへの原発輸出を許すな

この記事はノーニュークス・アジアフォーラムのニュースレターのために書いたもの。

ノーニュークス・アジアフォーラムとは

「ほとんどの先進国で、市民の力により原発 の建設ができなくなった今、 原発にたよる企業はアジアへ進出しようとしています。ノーニュークス・アジアフォーラムは、そうした動きをふせぎ、核も原発もない地球を私たちの手で作ろうと、アジア各国と連帯していくために作られました」 http://www18.ocn.ne.jp/~nnaf/

原子力村がその生存を原発輸出に求めようとする今、ノーニュークス・アジアフォーラムの活動にご注目いただきたい。転載を許可していただいたことに感謝する。 “ブラジルへの原発輸出を許すな” の続きを読む

怒らないのは日本の文化なのか?

 長く、苦しい気持ちにさせられてしまうことだが、原爆投下といい、原発事故といい、これだけのことが起きながらなぜ日本人は怒らないのか、それが日本の文化だからだという言われ方が日本の外では良識的な人びとの間ですらよくされる。
 今回の原発に限らない。『菊と刀』以来、日本は特殊な国、特殊な文化なのだ、という断定が世界中に蔓延っているし、日本人自身、そんな評価を自らの「誇り」にしている人さえいる。もちろん、独自性は常に重要だ。でも独自性と特殊性は異なる。前者は世界文化に独自の寄与をする根拠になるけど、後者は民衆連帯の妨げにしかならない。
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被災地復興に参加型予算の実現を!

震災地の復興を国がやる、県がやる、というが、しかし、そもそも災害対策をここまで怠ってきた行政にそれができるのか?

国による大規模予算は被災者を置き去りに利権、焼け太りの業者だけを生み出すのではないか?

その不信は今や日本全国に行き渡っている。

それではどうするのか?

被災者自身が予算を決定する参加型予算の大幅な実現だ。

参加型予算はブラジルで特定の政治家が自分の支持を引き替えに特定住民に利益を与えるという癒着をやぶり、コミュニティが必要なものをコミュニティが参加し、自身が決定することで、政治家による買収を不可能にして、必要な政策を実現させる上で大きな役割を果たしてきた。

被災地の人びとのニーズとかけ離れた施設の建設や利権のために金を流すようなことを防ぐためにこれ以上ふさわしいものはないだろう。

被災者に力を。それを政策的に実現する。そのためにも参加型予算の思い切った実現を求めたい。

NHK BS「<シリーズ チェルノブイリ事故 25年>被曝(ひばく)の森はいま」を観て

NHK BSに「<シリーズ チェルノブイリ事故 25年>被曝(ひばく)の森はいま」という番組があったそうで、NHKオンデマンドで見てみました。おもしろい番組ではありました。

チェルノブイリ原発事故で周辺の生態系は一度死滅。放射線が弱くなった後に死滅したところに周辺から動植物が入り始める。
研究者がその影響について長期間の研究をしている。
その簡単な紹介といったところ。

この地で生まれ育ったねずみは放射線に耐えて繁殖できているが、つばめはずっとこの地で生活しているわけでもないのに左右の羽がつりあわない大きさになったり、生殖機能に深刻な影響が出て、この地では繁殖できずに死にゆくのみ。他の地域でまた生まれるのでつばめはチェルノブイリにも飛んでくるがその数は少ない。

ここで研究するレオニード氏はこの放射能汚染地で育った野菜を食べている。放射線がどこに蓄えられるかを徹底的に調べ、その調査を元に、安全な部位を食べるので内部被ばくもかなり避けられているという。作物によって放射能汚染を抱え込むところが微妙に異なり、ある種の果実は種に放射能を抱え込む一方、果肉はかなり安全とか。

もうちょっと突っ込んで欲しかったというか、もっと知りたいと思ったところで、番組は終わってしまいました。実際にはまだまだ研究が進んでいないのかもしれません。人類にとってほとんど経験のないことだけに(こんな研究が進むこと自身が異常で好ましいことではないのですが、核に取り込まれている現実では不可欠な研究でしょう。もっとも核と共存するための研究であればごめんです。核の被害を減らして、核エネルギー使用をやめていくために役立つのであればいいのだけど)。

東電原発事故以降、東日本では汚染のない安全な食材を求めることは困難になり、この汚染された地域の中で生きていくしかないというのが現実となっていると思います。そうであるなら汚染のない食材が得られないことを嘆くのではなく、核汚染の中でどうやって内部被ばくを避けられるのかを考えなければならなりません。

もちろん、放射線と闘うことはできないし、逃げられるのであれば逃げるべき、特に子どもや子どもを作ろうとしている若い人は可能な限り、危険な放射線の高い地域からは逃げてほしい。留学でも休学でも、なんでもいい。

東日本での食品汚染は広範囲に広がっており、長期化するでしょう。この汚染から逃げ切れない多くの人にとって放射線被曝汚染の危険の最小限化法が必要となっていると思います。

以前と同じ放射性物質を取り込みやすい作物を植えるのではなく、可食部に放射能をため込まない性質を持った作物を積極的に作るとか、さらに、内部被ばくしにくい調理法を開発するとか、そうした方法がないものか。また、同じ野菜でももっとも放射線を含まない箇所を子どもにあげ、放射線に鈍感な大人がその他の部分を食べるようにすれば少しでも将来の被害を緩和できる。また特定の部位に吸収した放射性物質は適切に処理する方法ができれば、汚染された土地の放射線量も自然に任せる以上に早く減らすことができるかもしれない。

そんな都合のいい方法がすぐ見つかるとは思わないけど、もしあるのであれば早急に生産者と消費者の手で実現に移したいところだと思います。食文化も新しく作らないといけないかもしれない。市場に任せていてはまず実現できない。国にもほとんど期待はできない。そんな時に生協や共同購入のネットワークが役立ってくれないかと強く思う次第です。もちろん、われわれの目の前にある課題はそれだけで解決するような規模のものではないと思いますが、それらが一つの媒介者として、国や市場を動かすことができれば、大きな力になりうるし、そうしないと未来がないとさえ思えてきます。

Help us for the information on the struggle against GM technologies in the world

The Japanese government is going to authorize GM soya cultivation inside Japan?

The Japanese government will have a bilateral negotiation with the USA on TPP (Trans-Pacific Strategic Economic Partnership) in the middle of January. The USA government should be pushing the Japanese government to authorize GMO production inside Japan. At the same period, Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries of Japan (MAFF) has started asking public comments on authorization of cultivating genetically modified soya inside Japan by January 22nd.

Unfortunately the mass media in Japan don’t report on the GM issues. The problems caused by GM soya in Paraguay, Argentina and Brazil are not reported. They don’t report how Indian farmers are suffering from the imposed GM industry nor how European are fighting against the pressure by the US governments and multinationals such as Monsanto.

GM industry may successfully open the gate in Japan because there are few resistants although the most of Japanese don’t like GM technologies. We, Japanese eat soya and consumers care about whether soya is GM or not. But most of them don’t know most of salada oil is made from GM canola. There are no strict compulsory labeling regulations on the GM foods in Japan.

Information project to let the Japanese consumers and farmers to know what GM causes in the world

That is why we have started an information project to let the Japanese consumers know what GM is causing problems in the world.

Please let us know the most important incidents on the GM industry and the victory and the struggle in your country against the GM technology, such as the URL of web pages.

We will make a short introduction in Japanese to the information you provide.

Would you kindly send the URL and short explanation why it is so important from the following info form? -> info form via Google Docs.

Thank you for your help in advance,

In solidarity,

INYAKU Tomoya on behalf of the information project

遺伝子組み換え問題を考える上での重要な海外情報リスト作成協力のお願い

ベーシック・インカムの講演のまとめを書かなければと思っていたのですが、日本政府の遺伝子組み換えダイズのパブリックコメントが始まったり、来月中旬には日米TPP二国間協議だなどと遺伝子組み換えや農業「自由化」の関連が慌ただしくなってきました(参照 農水省:パブリックコメント 遺伝子組換えダイズの第一種使用等に関する承認に先立っての意見・情報の募集について)。

現在の民主党の米国政府へのすり寄りの姿勢を見ていると、このままでは日本社会がめちゃくちゃになってしまう危惧を感じます。すでに日本の農業は崩壊の危機にあります。

しかし、危機にあるのは日本の農業だけではありません。遺伝子組み換え企業、モンサントもまた収益を半分に落とすなど厳しい状態にあります。これにはヨーロッパでの抵抗、米国内での非遺伝子組み換えへの切り替え動向、肝心の遺伝子組み換え種子の欠陥などからもたらされたものでしょう。

米国政府は巨大な日本市場をなんとか開かせることでモンサントの危機を救済させようとするでしょう。日本市場を開くことは世界で反対の声で追い詰められたモンサントを救済し、脱遺伝子組み換えに向かいつつあった世界の潮流に悪影響を与えることにもなりかねません(ただし、日本はすでに遺伝子組み換え食品の輸入は大幅に受け入れています。たとえば市販のサラダ油は遺伝子組み換えの菜種油を使っているものがほとんど。非遺伝子組み換えのサラダ油は生協など特定のところでしか購入できないのが実態です。残念ながら十分報道されているとはいえませんが。さらに現在、問題になっているのは遺伝子組み換えダイズの栽培です)。

そこで、急遽、海外で発表されている資料の中で重要なものの紹介文章のリストを作成し、紹介文とリンクからなるページを作ることを考えたいと思います。

南米に関しては私がTwitterで書いているものからある程度ピックアップすることができると思います。Twitterでの遺伝子組み換え関連Tweet

問題は残りの地域です。

  1. 遺伝子組み換えのメッカ、米国
  2. アジア、特にインド、フィリピン、中国での動向
  3. アフリカ
  4. ヨーロッパ

比較的欧米の情報は整理されていてリストは作りやすい。問題はアジア、アフリカでしょう。

ぜひ、この情報は参照すべき、というものがあったら、地域に限らず、URLなどご教示いただけると大変幸いです。すみませんが、予算0、個人ベースの動きなのでご教示いただいても謝礼はださません。また、最終的に発表するかどうかの判断はおまかせいただければと思います。

さらにURLだけでなく、400文字〜800文字程度で紹介文章も作っていただけるとさらにありがたいです。もちろんURLだけでも構いません。趣旨に反するページでない限り、ご提供いただいたURLはリストページには必ず掲載します。

こちらから情報をアップロードできます。情報アップロードページへ

ものによっては全訳も必要かもしれません。翻訳もご協力いただける場合は翻訳できる言語もお知らせいただけると大変幸いです。

こうして作成された文章はチェック・編集の上、よくアクセスされるサイト上で誰でもが読める形で提供できるようにします(今、ニュースサイトと交渉・確認中です)。

ご協力いただける方は連絡フォームからご連絡いただければ幸いです。あるいはTwitterFacebookを通じてご連絡ください。

リストについては第1次リストを数日中に作成し、新しい情報が入り次第、アップデートしていくつもりです。

どうぞよろしくお願いいたします。

印鑰 智哉