アグロエコロジーはLGBTI嫌悪と共存できない

 ブラジルで全国規模の大きなアグロエコロジー(生態系の力を生かす農業システムの学問・実践・運動)の大会が最初に開かれたのは2001年頃だったと思う。ブラジルにアグロエコロジーの実践が紹介されたのは1980年代末。特に2001年以降のアグロエコロジー運動の発展はめざましい。2012年にはついに大規模農業推進のブラジル政府にアグロエコロジー政策を採用させるまでに至っている。 “アグロエコロジーはLGBTI嫌悪と共存できない” の続きを読む

ブラジル第4回アグロエコロジー全国大会

 ブラジル・ミナスジェライス州で第4回アグロエコロジー全国大会が開かれる。
http://enagroecologia.org.br/

 ブラジルで始まった第4回アグロエコロジー全国大会、テーマは「アグロエコロジーと民主主義ー農村と都市をつなぐ」。食と政治というところだろうか。家族農家、先住民族、キロンボーラ(黒人コミュニティ)などの運動を担う人たちが中心となり、さらに学者・学生たちの代表さらには政府関係者など合計2000人が集まる。規模は大きい。 “ブラジル第4回アグロエコロジー全国大会” の続きを読む

破壊の原因としての食、グローバルな問題の解決策としての食

 政治が壊れている、労働者の賃金が低く固定される、地域の農業が壊される、慢性疾患が激増する、医療・福祉が崩壊する、世界各地で起きていて、特に日本でおぞましい形で進行しているこのプロセスを止める方法はあるのか。
 この一連の出来事は明らかに連関があり、その連関がさらなる破壊を推し進め、その構造を強化する力となっている。もし、このシステムの根本を変えることができればこうした一連の問題は解決に向かっていくだろう。 “破壊の原因としての食、グローバルな問題の解決策としての食” の続きを読む

EUで有機農家の種子の権利が承認

 目が点になるニュース。2021年から有機農家が自分たちの種子を売る権利をEUが承認したという。
 なんでこれで目が点になるかというと、EUは世界でもっとも種子が統制された地域で、種子の売買はEU共通カタログに登録された種子のみ。それ以外の種子を売買したら犯罪となる。有機農家にとって種子の交換は必須。同じ場所で同じタネだけを使い続けたら劣化する。だから種子を交換しなければならない。無償で交換することは認められているけれども、もし、交換するタネがないからお金で払ってしまったら、売った人は逮捕されてしまう。 “EUで有機農家の種子の権利が承認” の続きを読む

新たな植民地主義の手段としての種子

 種子の権利は世界中で狙われている。多国籍企業は綿密な戦略を立て、自由貿易協定などを使って、自分たちを利するルールを世界各国の政府に押しつけている。この地図の赤い部分は多国籍企業の知的所有権を優越させ、企業の種子の農家による自家採種を禁止したUPOV1991年条約を批准した国・地域を示したもの。 “新たな植民地主義の手段としての種子” の続きを読む

生物多様性及び及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム

 生物多様性及び及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)については追えてこなかったけれども、今月、コロンビアで第6回総会が開かれたという。その農林水産省の報告を見るだけでも、興味深い。 “生物多様性及び及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム” の続きを読む

多国籍企業による食の独占を阻む2つの国際的な取り組み

 種子や水などの公共の富の私物化に走る多国籍企業、その活動を拡げるための自由貿易協定、ラテンアメリカで、アフリカで、そして日本を含むアジアでそのプロセスは進みつつある。この動きは止められないのか? “多国籍企業による食の独占を阻む2つの国際的な取り組み” の続きを読む

世界で進む有機、脱農薬の動き、真逆の日本

 かつて日本の再生可能エネルギーに関する技術は世界のトップをいっていただろう。それが原発や石炭火力にしがみつく政治によって世界から周回遅れになってしまったという。
 同じことがいろんなさまざまな分野で起きている。農業もその1つ。 “世界で進む有機、脱農薬の動き、真逆の日本” の続きを読む