Rio+20/ピープルズ・サミット:注目すべき会議・イベント(6)

本日の注目すべき(と私が考える)会議、イベント。オリジナル(ポルトガル語)はCúpula dos Povos

言葉の関係でポルトガル語やスペイン語のわからない日本人には役立たないものが多くなるかもしれないけど、どんなことがやられているのかを理解する上では意味があると思うのであえて載せます。ご容赦。

Feira de Sementes Crioulas(クリオーロ種[固有種]の種のお祭り)
固有種を守るために、互いの種を自由に交換市。主催:ブラジルアグロエコロジー・グループ・ネットワーク、MST、Via Campesinaなど。
「あなたの種を持ってきてね」とのこと
日時:18日午前11時〜
場所:Território do Futuro2(現代美術館の後、グリーンピース近く)
Voices of Fukushima: Calling for a Nuclear Power Free World for a Sustainable Future
日時:16:30-18:30
場所:t1b
主催:Peace Boat
水道と衛生の商品化と民営化(私有化)への闘い
日時:9:00-11:00
場所:Tent 7
主催:Federação nacional dos Urbanitários – FNU/CUT
討論:メガ・イベントと人権侵害
日時:9:00-11:00
場所:Tent 13
主催:ワールドカップとオリンピック問題全国大衆連絡委員会
アマゾンのキロンボ(黒人自立共同体)
日時: 9:00-11:00
場所: Tent 16
主催: アマゾン黒人ネットワーク(Rede Amazônia Negra – RAN)
連帯経済、尊厳ある労働、国際協力
日時: 9:00:-12:00
場所: Tent A
主催: アメリカ労働センターとパートナー団体(CSA Central Sindical das Américas e Organizações Parceiras)
開発途上国における貧困撲滅と維持可能で排除をつくらない開発のための国際融資機関、政府開発援助(ODA)、私的開発支援の改革
日時: 11:30-13:30
場所: Clube Boqueirão (Salão de festas)
主催: Japan Center for a Sustainable Environment and Society (JACSES), CSO network, Green Economy Forum
Women’s Rights, Reproductive Health and Climate Justice: Voices from the Global South
日時:9:00-13:30
場所:Tent 23
主催:Population and Climate Change Alliance (PCCA) / Population and Sustainability Network (PSN)
先住民族グローバル会議
日時:10:00-18:00
場所:現代美術館
主催:先住民族グローバル会議
連帯経済、新しいパラダイム:コミュニティ銀行は真の解決?
日時:16:30-18:30
場所:Tent 26
主催: サンパウロ・コミュニティ銀行ネットワーク(Rede Paulista de Bancos Comunitários)
都市への権利、メガプロジェクトのインパクト
日時:9:45-12:30
場所: Plenária 2
主催:Instituto Polis
核テントは終日討論セッションがあるようです。
ただし、英語通訳も期待できないかも。

ごめんなさい、以下昨日のものでした。今日のイベントと書かれたページから抽出したのだけど、今日の18日に更新されていませんでした。

有機農産物の生産と有機食品の消費の重要性に関するセミナー
場所: Tent2
時間: 11:30-13:30
主催: ブラジル有機協会(BRASILBIO – ASSOCIAÇÃO BRASILEIRA DE ORGÂNICOS)
日本の声: 巨大地震と福島の後のオルタナティブな未来を作る(正式日本語訳じゃなくてすみません)
場所: t1a
時間: 9:00-11:00
主催: EarthSummit2012Japan
メソアメリカ(メキシコ及び中央アメリカ北西部)の森林の民と先住民族の経験に基づく維持可能な真の発展に関する貢献:Rio+20の考察への教訓
場所:Tent 9
時間:11:30-13:30
主催: メソアメリカの人びとと森の同盟
先住民族グアラニの文化と抵抗 – 邪悪なものなき大地を求め、よい生き方の構築の例として
場所:t2f
時間:11:30-13:30
主催:Cimi(カトリック教会の先住民族委員会) と FIAN Brasil
Gender, Economic and Ecological Justice in a Fierce New World
場所:Tent 17
時間:11:30-13:30
主催:Development Alternatives with Women for a New Era (DAWN)

Rio+20/ピープルズ・サミット:注目すべき会議・イベント(4)

ピープルズ・サミット: 小農民の国際連帯運動 Via Campesinaの行動は17日から行われる。スペイン語、英語、ポルトガル語 Peasants of the world mobilize against Green Capitalism in Rio
Via CampesinaのRio+20に対するポジション。スペイン語 Documento de Posicionamiento de La Vía Campesina

リオデジャネイロのファベラ(スラム)のMaréとAlemãoで16日と19日、都市への権利をテーマにファベラ住民主体の会議が開催される。ポルトガル語 Cúpula dos Povos nas Favelas: dias 16 e 19 de junho, na Maré e no Alemão

本日、開かれるピープルズ・サミットのイベントだけで、数え切れないほどある。しかもすべてに関して内容などを事前に知ることもなかなか難しい。今日のプログラム(ポルトガル語)さらに前述2つの後者についてはピープルズ・サミットのサイトに載ってすらいない。この中で重要なものを見つけていくというのは至難の作業。

ピープルズ・サミット:反核テント、プログラム

ピープルズ・サミットのポスター、プログラム、地図(地図は変更になっている)が送られてきたので、まずは紹介。

反核テント、ポスター核エネルギーのない環境正義のために。
ピープルズ・サミットにおける反核テントポスター
フラメンゴ公園、リオデジャネイロ
2012年6月15日〜21日

プログラム

反核テント、プログラム6月15日 9時〜18時
第1ブロック: 主催ネットワークから
シコ・ウィタケー、ゾライジ・ヴィイラスボアス、ジュリアナ・マレルバ、エイトール・スカラブリニ
第2ブロック: 核事故による紛争、被害の証言
– ゴイアニアのセシウム事故犠牲者協会(Associação das Vítimas de Césio, Goiânia, AVCésio)
– 環境保護アングラコミュニティ (Sociedade Angrense de Proteção Ecológica, SAPÊ)
– バイア州、カエチテの農業者、ウラン鉱山労働者(Agricultores e Trabalhadores da mineração de urânio em Caetité, Bahia)
– Articulação Antinuclear Cearense (セアラ州反核連絡会)
– サンパウロ州NUCLEMONによる被害者(Atingidos pela NUCLEMON/SP)
– 放射線保護、核安全の調査協会(Associação dos Fiscais de Radioproteção e Segurança Nuclear, AFEN)
– 被曝者協会 – 広島・長崎生存者
– 福島の農民
– チェルノブイリの若者たち
– 社会連帯反核NGO(アルゼンチン)
– 共通の未来に向けたヨーロッパの女性たち(カザフスタン)
– Earthlife (ナミビア)
ブラジルでの原発建設を封印するための大衆運動の紹介
18時
第3ブロック: 対話の輪
本の紹介
– 『原発のないブラジルに向けて – どうして核ロビーに抵抗しなければならないか』シコ・ウィタケー、イルド・サウエルとジョアキン・フランシスコ・ジ・カルバーリョ
– 『核エネルギー論争ー気候変動、神話、現実』ハインリッヒ・ベル財団編

6月16日 9時から13時
誰のためのエネルギー

  • ブラジルのエネルギーモデルで誰が得をして、誰が損をするのか? ーセリオ・ベルマン/IEE-USP(サンパウロ大学)/RBJA
  • 軍事化による領地と資源の世界的な緊張 – ミリアン・ノーブレ/女性の世界行進
  • 石油文明の気候危機、エネルギー危機 – イボンニ・ヤネス/Oilwatch
  • エネルギー以上の問題 – 核サイクルの危険と反核運動による収束の強化 – リカルド・バイテイロ/Greenpeace(確認中)
  • 環境的な不平等と不正義: 集権的エネルギーの発展モデルの再生産メカニズム – テルマ・モンテイロ (確認中)RBJA

6月18日
ブラジルと世界での抵抗とオルタナティブ: 核のないエネルギーモデルの提案 part 1

  • エネルギーを考える – パブロ・ベルチナチ/維持可能な南半球
  • 農業エネルギーの分散的生産の経験 – アグロエコロジー全国連絡会(確認中)
  • エネルギーは商品じゃない – ダム被害者運動(確認中)
  • ダリオ神父/トリショスの正義運動/RBJA
  • 核、常に存在する危険: 安全、Hermesの保障や他の問題 – ジョアキン・フランシスコ・ジ・カルバーリョ/サンパウロ大学電気技術研究所
  • 採掘依存社会以降の社会建設に向けた鉱山資源の社会資源争奪 – ダリオ・ボッシ神父、トリリョス正義運動/RBJA

6月19日 9時〜13時

  • 開発と科学の役割: 分析と批判 – ハケル・ヒゴット(確認中)/Nucleo Tramas – UFC/RBJA
  • 核廃棄物の行く先に関する社会的管理の欠如と有毒かつ危険物資の確たる禁止政策の欠如 – フェルナンダ・ジアンナシ/ABREA/RBJA
  • 環境許可プロセスの限界と環境法制の緩和 – セシリア・メロ/Ettern-リオ連邦大学/RBJA
  • インターマップ: 社会運動の対話の経験と意見形成 – マルセロ・フィルポ/Fiocruz/RBJA

18時〜21時
ブラジルと世界における抵抗とオルタナティブ: 核のないエネルギーモデルの提案 part 2

  • 領地の再占有: コモンウェルス(共有財産)への闘いへの社会の再定義
  • ヤスニ(エクアドル)における石油油田の維持に関する提案 – イボンニ・ヤネス/Oilwatch
  • 福島後のブラジルにおける核エネルギー – イルド・サウエル/IEE/サンパウロ連邦大学
  • ブラジルにおける反核運動の現状 – マリジャニ・リスボア/サンパウロ連邦大学/RBJA
  • 核のない世界に向けたチェルノブイリの教訓 – ナタリエ・ジシ/Green Cross International
  • エネグリーと平等 – イルデブランド・ベレス/コロンビア
6月20日 グローバル行動デー

6月21日 9時〜13時
倫理と核: 証言と考察

  • ジャイミ・シェメロ司祭: カトリック教会司教
  • 佐藤僧侶: ブラジル仏教僧侶
  • ラマ・ミシェル: サンパウロ在住、イタリア仏教僧侶
  • ビラシ・ブラジル先住民族リーダー: アクレ州ヤワナワ民族

諸宗教間反核儀式


会場地図

テントへの行き方
How to get to the nuclear tent in “Aterro do Flamengo”
-If you come by taxi, ask the driver to go to the Marina da Gloria. The taxi leaving from the expressway will enter a mall on the right, and proceeds toward the beach. Since arriving near the beach, on the left side there is a small building with a blue wall and an inscription Rio-Luz. Some 50 metres ahead on the right is the Nuclear tent which we hope will have a yellow flashing light to signal. Next to the tent it is a food court and a little further, on the beach side, a van of Banco do Brasil. On the external side of the tent there are posters about cesio accident in Goiania-Brasil

-For those who come on foot, right in front of hotel Gloria (under reconstruction) there is a ladder, you go downstairs and must cross the avenue. Then you have to cross two expressways and it is absolutely necessary to go through the pedestrian crossing (they are very visible) over the expressways. Arrived at the “aterro” you walk to the right in the same mall of the taxis, in the direction of the beach. You will be very near of the small building with blue wall and of the Nuclear tent a little further on your right side. On the external side of the tent there are posters about cesio accident in Goiania-Brasil.

Rio+20/ピープルズ・サミット:注目すべき会議・イベント(3)

Manifestação das Mulheres na Cúpula dos Povos – 18 de junho, 10 horas, no MAM
Rio+20/ピープルズ・サミット、6月18日午前10時フラメンゴ公園のかなり外れにある現代美術博物館で女性の行動が行われる。命と自然の商品化に反対、グリーンエコノミーという偽りの解決策への女性の立場からのマニフェスト

Manifestação das Mulheres na Cúpula dos Povos – 18 de junho, 10 horas, no MAM

Rio+20: 日本政府のセラード開発のセミナーに対する懸念

Rio+20に平行されて開かれるイベントで日本政府の主催でセラード開発に関するセミナーが開かれるようだ。セラードはブラジル中央部のサバンナ地域だが、日本政府は「不毛の大地」と決めつけ、この地で大規模大豆生産を進め、確かにこの地域は大穀倉地域となった。しかしその社会的、環境的対価は小さなものではない。

セラード地域は決して不毛の大地ではない。世界に他にない生態系がここにあり、未だ十分解明されていない。アマゾンやパンタナル湿原の水源でもある。しかし、広大な森林が開発によって失われ、土壌や水源の崩壊など少なからぬ被害が出ている。アマゾンの渇水を懸念する声もある。
“Rio+20: 日本政府のセラード開発のセミナーに対する懸念” の続きを読む

Rio+20/ピープルズ・サミット:注目すべき会議・イベント(2)

Rio+20に平行(あるいは対抗)して開かれるピープルズ・サミットには世界の市民組織が集まる。

中でも下記の会議に注目してほしい。

KARI-OCA 世界先住民族会議

KARI-OCA世界先住民族会議のロゴ先の記事でXingu+23に言及したが、ベロモンチダムのみならず、南米各地でダム、石油・鉱山開発などにより先住民族の生存が危機にさらされている。
その中で世界の先住民族がリオデジャネイロに集まり、議論する。日本からも沖縄から参加があると聞いている。
http://karioca-caravana.org/ (このサイトがKARI-OCAとどういう関係にあるのか今ひとつわからないが)。
会議の場所はリオ市街から離れたリオセントロの方に近い地域。

TENDA ANTINUCLEAR(反核テント)

TENDA ANTINUCLEAR(反核テント)にも注目(6月15日朝から終日予定)。
TENDA ANTINUCLEAR@CÚPULA DOS POVOS/People's Summitこの会議にはブラジルで原発反対運動に取り組む各地の運動の他、ウラン鉱山、核廃棄場の問題に取り組む人たちも来る他、チェルノブイリからの若者の参加も予定されているとのことだ。日本からも福島県有機農業ネットワークの方たちをはじめとする人たちが参加して、福島の事故の経験を共有する予定になっている。

世界自由メディアフォーラム

世界社会フォーラムに集まる世界中のさまざまな運動と連携している自由メディアのフォーラムが6月16日〜17日にピープルズ・サミットで行われる。
Forum Mundial Mídia Livreのサイト

ピープルズ・サミット

ピープルズ・サミットのロゴ最後にピープルズ・サミット。これは反核テントや世界自由メディアフォーラムが集う場であり、3万人の人がさまざまな会合を持つので、並列して扱うべき会議ではないが、ここに置いておく。

問題は英語での情報が出てない。ポルトガル語でも各会議の情報が出ていないなどの問題があって、実際、こちらにとっても現地に行かないと何もわからないのが率直な状況。追加: プログラムの一部がオンラインになった。ただし、ポルトガル語。膨大な数の会議がある。これで部分とは…。Veja a programação parcial da Cúpula dos Povos

とりあえず、後は現地で。

ピープルズ・サミットのサイト

Rio+20/ピープルズ・サミット:注目すべき会議・イベント(1)

Rio+20ではリオデジャネイロ市街から30kmほど離れたリオセントロで国連の公式会議が開かれる。リオデジャネイロの市街、フラメンゴ公園(フラメンゴの埋め立て地に作られた公園)では3万人もの世界からの社会運動、NGOなどが参加してピープルズ・サミットが開かれる。

さらにリオデジャネイロから遠く離れてアマゾン奥地のアルタミラでXingu+23という会議が13日から17日まで開かれる。これは現在、建設が強引に進められているベロモンチダムに反対する先住民族、川の民、アルタミラの住民、支援団体・個人が開くもので、ダムの建設を進めるブラジル政府に対して強い反対の意志を表示しようというものだ。

Xingu+23のサイト

この+23とは23年前の1989年にベロモンチダム建設が止まった、それから23年を意味している。ベロモンチダム建設は軍事独裁時代の70年代に計画され、それ以来、長い反対の闘いが続けられてきた。そして昨年ついに建設が始まってしまった。

昨年作られた以下のビデオは建設が始まる直前の状況を語る。

昨年建設開始以降、大きな問題がすでに作られてしまっている。政府は住民に対して影響力を最小限にするための施策を保障した。しかし、それは裏切られ、契約された大勢の労働者が来ているにも関わらず、町の病院などのインフラはそのまま、少女買春の急増、さらにはその労働者の労働条件を巡るたびたびのストライキなど混乱が続いている。川のせき止めも始まり、水が濁り、川で生活する人びとの生活に直接的な影響が生まれてしまっている。

この動きに対して、前環境大臣で先の大統領選で善戦したマリーナ・シウバ、ブラジル音楽の巨匠で元文化大臣のジウベルト・ジル、解放の神学者として有名なレオナルド・ボフなど著名人も賛同し、ベロモンチダムを止めるために動いている。

しかし工事は進み森林破壊は広がっている。その状況を伝えるAPFの番組(ポルトガル語)

ベロモンチダムの他にもアマゾンに多数のダム建設が進められようとしている。ダム建設はアマゾンの生態系に大きな影響を与える。このRio+20が終わると一斉に建設が加速するのではないか、先住民族や環境問題に関わる人びとにはそうした懸念がある。こうして開発されるダムの多くはアマゾンでの鉱山開発のためのエネルギー、あるいはアマゾンに建設される工場などで使われる可能性が高い。いずれにしてもアマゾンとその住民には何のメリットももたらさない開発計画である。こうした現状にはぜひ目を向けてほしい。