破壊の原因としての食、グローバルな問題の解決策としての食

 政治が壊れている、労働者の賃金が低く固定される、地域の農業が壊される、慢性疾患が激増する、医療・福祉が崩壊する、世界各地で起きていて、特に日本でおぞましい形で進行しているこのプロセスを止める方法はあるのか。
 この一連の出来事は明らかに連関があり、その連関がさらなる破壊を推し進め、その構造を強化する力となっている。もし、このシステムの根本を変えることができればこうした一連の問題は解決に向かっていくだろう。 “破壊の原因としての食、グローバルな問題の解決策としての食” の続きを読む

ブラジル・ホームレス労働運動で歌うカエタノ・ベローゾ

 ブラジルにはホームレス労働者運動(MTST, Movimento dos Tranalhadores Sem Teto)という運動がある。使われていない土地を占拠して、住居を要求する運動。MST(農村部労働者運動)が生産に使われていない土地を占拠して農地改革を要求する運動に触発されて作られた運動だが、知識人、文化人にも支持が広がっている。 “ブラジル・ホームレス労働運動で歌うカエタノ・ベローゾ” の続きを読む

MTST、ブラジル・ホームレス労働者運動

MTSTのデモ(MTSTのFacebookより)

今回のワールドカップで世界に注目されるようになったブラジルの運動にMTST (Movimento dos Trabalhadores Sem-Teto)がある。ホームレス労働者運動。MST(Movimento dos Trabalhadores Rurais Sem Terra、土地なし農村労働者運動)の運動が都市のファベラに農村から追われてきた土地なしの人びとが放置された土地を占拠して、農地改革によって農地を得て農民になっていく運動だが、この運動から生まれた都市版の土地なし労働者運動と言っていい存在だ。放置された住居や空間を占拠して、住居を獲得していく運動(住居を獲得していく運動と書くと彼らの運動をかなり矮小することになってしまう。尊厳ある生活空間を獲得していく運動と言えばいいか)。 “MTST、ブラジル・ホームレス労働者運動” の続きを読む

ドキュメンタリー:『奴らはピネリンニョをぶっ壊した』

原題:Documentário – Derrubaram o Pinheirinho(ポルトガル語、1時間25分、ブラジル)

昨年2012年1月、ブラジルのサンパウロ州サン・ジョゼ・ドス・カンポス市のピネリンニョ地区で起きた事件。
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マイケル・ポーランのインタビュー:求められる食の運動とは?

ジャーナリストでベストセラー作家のマイケル・ポーラン教授のインタビュー、とっても示唆に富む。敗北に終わったカリフォルニア州での遺伝子組み換え表示住民投票の意味から、食の運動のあり方まで短いインタビューで語ってくれる(インタビューされたの住民投票の前。日本語字幕付き。Democracy Now!)
http://democracynow.jp/video/20121024-2
http://democracynow.jp/video/20121024-3

彼が語るエピソードがおもしろすぎる。 “マイケル・ポーランのインタビュー:求められる食の運動とは?” の続きを読む

ベチンニョ:ブラジルの民主主義思想の根本

ブラジル公共放送TV Brasilが1997年に亡くなったベチンニョ(Herbert José de Souza、通称Betinho、1935〜1997)の特集番組を作った。

ベチンニョと関わりの深かった学者、映画監督、作家、作曲家のインタビューで構成したもの。25分と短く、彼の人生すべてがわかるわけではないが、ベチンニョがどんな魅力を持った人間であったかを垣間見ることができる。 “ベチンニョ:ブラジルの民主主義思想の根本” の続きを読む