アグロエコロジーはLGBTI嫌悪と共存できない

 ブラジルで全国規模の大きなアグロエコロジー(生態系の力を生かす農業システムの学問・実践・運動)の大会が最初に開かれたのは2001年頃だったと思う。ブラジルにアグロエコロジーの実践が紹介されたのは1980年代末。特に2001年以降のアグロエコロジー運動の発展はめざましい。2012年にはついに大規模農業推進のブラジル政府にアグロエコロジー政策を採用させるまでに至っている。 “アグロエコロジーはLGBTI嫌悪と共存できない” の続きを読む

破壊の原因としての食、グローバルな問題の解決策としての食

 政治が壊れている、労働者の賃金が低く固定される、地域の農業が壊される、慢性疾患が激増する、医療・福祉が崩壊する、世界各地で起きていて、特に日本でおぞましい形で進行しているこのプロセスを止める方法はあるのか。
 この一連の出来事は明らかに連関があり、その連関がさらなる破壊を推し進め、その構造を強化する力となっている。もし、このシステムの根本を変えることができればこうした一連の問題は解決に向かっていくだろう。 “破壊の原因としての食、グローバルな問題の解決策としての食” の続きを読む

自ら批准した国際条約を踏みにじる日本政府

 国連人権理事会で「小農と農村で働く人びとの権利に関する権利宣言(以下、小農の権利宣言)」が成立に向け動いている。4月9日から13日まで作業部会が開かれ、日本政府の代表は農民の種子の権利に反対を再び表明し、権利宣言に冷や水をかける発言を12日に行った。 “自ら批准した国際条約を踏みにじる日本政府” の続きを読む

ブラジルの巨大ダム政策がもたらした悲劇、ベロモンチダム

 ブラジルの巨大ダム政策がもたらした悲劇。軍事独裁時代に計画されたベロモンチダム、スティングなどが参加した国際的な反対運動もあって、長く建設を阻止できてきたものが労働者党政権下で建設強行。建設に反対する人びとが指摘していた問題が実際に完成後に次々に現実のものとなる。
 ベロモンチダムの完成はダム反対運動の敗北で終わりだろうか? このドキュメンタリーはそれで終わりにならないことを示している。 “ブラジルの巨大ダム政策がもたらした悲劇、ベロモンチダム” の続きを読む

ブラジル政府が巨大ダム建設政策を転換?

 ブラジル政府が巨大ダム建設政策を転換?

 もし、本当だとすると、これは時代を画する政策転換となる。ブラジルでは水力が7割以上のエネルギー源となっており、経済発展政策の中で、巨大ダムをアマゾンを中心とした地域に作り続けるのがこれまでの柱となってきた。いわば、核をエネルギーの核に据えてきたフランスがその政策を変えるに等しい大きな政策転換となる。 “ブラジル政府が巨大ダム建設政策を転換?” の続きを読む

ブラジル・ホームレス労働運動で歌うカエタノ・ベローゾ

 ブラジルにはホームレス労働者運動(MTST, Movimento dos Tranalhadores Sem Teto)という運動がある。使われていない土地を占拠して、住居を要求する運動。MST(農村部労働者運動)が生産に使われていない土地を占拠して農地改革を要求する運動に触発されて作られた運動だが、知識人、文化人にも支持が広がっている。 “ブラジル・ホームレス労働運動で歌うカエタノ・ベローゾ” の続きを読む

ドキュメンタリー:『奴らはピネリンニョをぶっ壊した』

原題:Documentário – Derrubaram o Pinheirinho(ポルトガル語、1時間25分、ブラジル)

昨年2012年1月、ブラジルのサンパウロ州サン・ジョゼ・ドス・カンポス市のピネリンニョ地区で起きた事件。
“ドキュメンタリー:『奴らはピネリンニョをぶっ壊した』” の続きを読む