南の国での種苗委託栽培労働の実態:インド、ネパール

 日本の野菜の種子は9割は海外産という。日本の種子企業が海外で生産しているということなのだが、その生産の実態はどうなっているだろうか? 今、種苗の開発は本国で行うけれども、それを増殖させるのは南の国々で行うというのは他の国でも行われているようだ。特にオランダにはそうした企業が集まる。北で開発された種苗を南で増殖する、その南の国々、インド、ネパールでの種苗増産に取り組む労働者の状況に関するWebinarが開催された。その実態は大いに憂慮すべきものであることがわかった。 “南の国での種苗委託栽培労働の実態:インド、ネパール” の続きを読む

「ゲノム編集」の魚流通にのめり込む日本政府

 本当にろくでもない人たちに政権まかせておくと、ろくでもないことの連続となる。今度は「ゲノム編集」の魚。もっとも個別案件を審査して市場流通云々ではなく(従来の遺伝子組み換え食品と違って、そんな審査過程はそもそも「ゲノム編集」の場合は略される)、「ゲノム編集」の魚をどう扱うかについて議論するという調査会が厚労省で2月10日に開かれる。ライブ配信予定。9日に厚労省のサイトにURLを掲載予定(1)。 “「ゲノム編集」の魚流通にのめり込む日本政府” の続きを読む

惨事便乗型資本主義が食を奪う

 この新型コロナウイルスの蔓延はまさに惨事便乗型資本主義がその姿を現す時。1%の投資家はこの間にさらに富を集積し、笑いが止まらないに違いない。
 外食の低迷によって米価が暴落している。このままでは地域によっては60kg1万円という破壊的な価格になるかもしれない。小規模農家での生産価格は1万7000円とも言われるから作れば作るほど大赤字になる。これは大恐慌にも匹敵する大惨事。米国ではかつて大恐慌に際してニューディールが発動され、農家の収穫を政府が買い上げ、農家を支えた。失業者はその配給によって命をつないだ。今や、そうした政策に出なければ農村は潰れてしまう。米国にそうした政策があるのに、日本にはない。これでは日本では農業を続けられなくなって、農家は激減してしまう。 “惨事便乗型資本主義が食を奪う” の続きを読む

パブコメを潰すパブコメ:「ゲノム編集」飼料後代交配種問題

 政府がデタラメを元に法律を作っていったらどんな国になってしまうだろう? 腹が立つのはそんなことが日常茶飯事になりつつあるからだ。また新たな「ゲノム編集」の後代交配種に関するパブリックコメント本日開始(1)。 “パブコメを潰すパブコメ:「ゲノム編集」飼料後代交配種問題” の続きを読む

正体不明の病気に取り憑かれる遺伝子組み換え作物

 遺伝子を人為的に操作することが何をもたらすか、数年ではわからない。しかし、ある時、突然問題が広がり出す。想定外だと言うかもしれないけれども、これは想定しうることだ。つまり、有機的に結びついている遺伝子を人為的に操作することでその生命の全体性を壊してしまう。そうなればもう人には手が付けられなくなる。

 ブラジルで遺伝子組み換えトウモロコシに正体不明の病気が発生している。写真にあるように収穫の前に実が腐ったり、茎が十分せずにまともに実がならなかったり、倒れてしまったり。ウイルスや病原菌に取りつかれたような症状を示す。禁止されている殺菌剤を使うなどしか方策がないが、使ったとしてもまともな収穫は期待できないという(1)。


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培養肉がもたらすモノカルチャー農業

 先日、一見エコに見える培養肉がいかに環境破壊につながるか、特に遺伝子組み換え技術によって支えられているかを指摘した(1)。動物の命を奪わない培養肉には期待を持っている方もおられたと思う。でも残念ながら、生態系の循環に位置づけられない培養肉は決して選ぶべき方法ではない。 “培養肉がもたらすモノカルチャー農業” の続きを読む

ベトナム戦争の犠牲者が問うモンサントなどの企業責任

フランスで歴史的な裁判が始まった。米国のベトナム戦争での枯れ葉剤作戦によって枯れ葉剤を浴び、自身の健康被害のみならず、生まれた子、孫にも深刻な健康被害が出たトラン・ト・ンガさんが米国化学企業14社を相手に起こした。日本語字幕の付いたビデオをぜひみてほしい(5分10秒)(1)。 “ベトナム戦争の犠牲者が問うモンサントなどの企業責任” の続きを読む