バイオパイラシー問題を考える:ピープルズ・サミットでのセミナーから(その2)

バイオパイラシーとは盗みであり、新たな植民地化を許してはならないという力強いバンダナ・シーバの講演の後、バイオパイラシーの具体例についてのセッションに移った。

最初はアマゾンのブラジル(アクレ州)、ペルー国境をまたがって生きている先住民族アシャニンカのベンキ・ピアンコ・アシャニンカ(Benki Pianko Ashaninka)氏が証言した。

アシャニンカ

アシャニンカは権利を確認されている彼らの土地の中で、ペルーやブラジルの木材伐採業者による違法伐採などにより、脅かされる中、伝統的に受け継がれる種を生かしながらコミュニティを維持している。

彼らはMurmuru(ムルムル)というパームの椰子の一種を生活のさまざまな場面で使っていた。まず茎は家の材料として、実は食料、あるいは油を抽出して、薬や顔に塗る塗料として使っていた。ムルムルはアシャニンカには伝説に語られる重要な植物でもある。

ブラジル企業のTawaya(現在は会社は解消)はその実の効能の情報をアシャニンカから得て、その情報をもとに特許を取得した。Naturaというブラジル企業がシャンプーや石けんに製品化。

アシャニンカがMurmuruからの抽出したオイルを売ろうとしたらその権利を持つのはその特許を持つのはNaturaの側であるとして売ることも妨害された。

その後、ブラジル公共省がアシャニンカの訴えを受け入れ、NaturaやTawayaはバイオパイラシーの嫌疑でこの特許無効とアシャニンカへの支払いを求められる裁判を受けることになる。

この裁判の判決の情報が今見つからないが、アシャニンカの勝利に終わっているはず。

この話の後、ペルー、セラード、アマゾンの話に続きます。

関係資料

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