ドイツのバーデン・ビュルテンベルク州政府は「ゲノム編集」作物栽培禁止

 朗報 ドイツのバーデン・ビュルテンベルク州政府はGMOフリー(遺伝子組み換え作物の栽培を許さない)政策の継続を確認し、その対象は従来の遺伝子組み換え作物に留まらず、「ゲノム編集」を含むものとした。「ゲノム編集」作物には従来の遺伝子組み換え作物と同じルールが適用される(1)。


 
 2020年2月、米国カリフォルニア州メンドシーノ郡でも「ゲノム編集」を含むすべての遺伝子操作作物の栽培を禁止する条例ができている(2)が、それに次ぐものではないだろうか。

 欧州委員会が「ゲノム編集」作物規制の撤廃の提言を前月に発表したばかりのこのタイミングでこの決定が生まれたことは大きいだろう。もし、「ゲノム編集」種苗が無表示・無規制であれば、有機認証ですら維持することが困難になり、食の信頼は失われることになってしまう。
 
 各国政府が多国籍企業のロビーを受けて前のめりになる中、地方政府、地方自治体からこうした動きが出てくることは今後の方向性の大きなヒントになるのではないだろうか?
 種苗からしっかりとトレースできる、素性のわかった種苗、種苗生産者の顔がわかる種苗を確保することができれば、食のシステムをバイオテクノロジー企業の横暴から守ることができる、と言いたいのだが、もし遺伝子操作されていた作物が隣の畑で植えられていたら交雑の怖れが出てしまう。そんなトラブルを気にしないでいいように条例で規制することができれば、その怖れもなくなる。

(1) Green-conservative coalition government: German state of Baden-Wuerttemberg to remain GMO-free
https://www.ohnegentechnik.org/en/news/article/green-conservative-coalition-government-german-state-of-baden-wuerttemberg-to-remain-gmo-free

(2) Mendocino County establishes additional prohibitions on GMOs
https://www.ukiahdailyjournal.com/2020/02/05/mendocino-county-establishes-additional-prohibitions-on-gmos/

メンドシーノ郡での動きを書いたFacebookの投稿
https://www.facebook.com/InyakuTomoya/posts/3894024150624386

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