EUが禁止した農薬を世界で一番輸入する日本

 ヨーロッパは世界の環境先進地域として有機農業の割合も高い上に、それを現在大幅に高めようと各国政府が務めている。使われている農薬や化学肥料も全体としてさらに大幅に減らす計画が立てられている。さすがである。
 ところが、このヨーロッパが偽善的であるとして、ヨーロッパの市民団体によって告発されている。なぜならば、危険過ぎるということでヨーロッパで使用が禁止されている農薬をヨーロッパの化学企業が製造し、世界に輸出しているからだ。自分のところでは危険過ぎて使えないけど、他のところであればいい、として作って売ってしまうという偽善性。
 そして、世界のどこがヨーロッパの禁止している農薬を一番輸入しているかというと…、

 その第1位は米国、第2位がブラジル、第3位が日本。あぁ、日本は3位なのかまだよかった、と安心するのはまだ早い。なにせ米国やブラジルの農地は巨大だから。もし単位面積あたりで計算したらどこが世界一になるだろうか?

 計算してみると、残念ながらやはり日本が世界一。しかもその値足るや米国と比べて9倍以上になる。

 ヨーロッパの偽善性に憤ればいいのか、それとも日本の環境後進国であるこの現実に憤ればいいのか、複雑なものがある。韓国や台湾は輸入量が小さいのだが、これらの国はEUに近い規制に乗り出しているので、これらの国には入り込む量は限られている。

 日本ではEUが禁止している多くの農薬がEUから輸入され、使われている。輸入だけでなく、日本の化学企業もEUが禁止する農薬を製造し、政府に承認を求め、政府はどんどん認めている。問題は日本国内にある。
 日本列島の住民たちが知らないうちに危険なものがどんどん日本にやってきている。ラウンドアップだけではない。まずはこの現状を知ることから。

Banned in Europe: How the EU exports pesticides too dangerous for use in Europe

Brasil é 2º maior comprador de agrotóxicos proibidos na Europa, que importa alimentos produzidos com estes químicos

イラストはEUから輸出されるEUでは使用が禁止された農薬の量を示したもの。

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