インドの種子の闘いとバイオパイラシー

 1月26日はインドの独立記念日の意味合いが強い共和国の日。その日にオバマ大統領がインドを訪問する。バンダナ・シバ氏がそのオバマとインドのモディ首相に公開書簡を書いたが、その内容がすごく、この間のバイオテクノロジー企業による種子支配との闘いの歴史となっている。

 WTO/TRIP体制下でインドの生物資源がどのように盗まれてバイオテクノロジーの知的所有権にされたか、画期的なインドの植物多様性保護と農民権利法が2001年に作られたのに、農民の権利を否定し、種子を保存することを犯罪とする新しい種子法が2004年に成立したこと(同種の法律が米国ともインドと同じ年に制定している)などがたどられ、両国のリーダーに企業の発明でもないものを企業の独占物とすることが民主主義を損なっており、生命への企業特許を認めることの非合理性を訴え、農民の権利、種子の自由の権利を認めることを求めている。。

 インドセンダンとも言われる薬用効果のあるニームもインドから日本企業などによって特許が認められ、インドではそれを無効にさせるための闘いが行われていた(日本の記述はここにはない。彼女の『バイオパイラシー』の本の中には確かあったはず)。

Seed Freedom and Food Democracy
https://www.navdanya.org/site/seed-freedom-and-food-democracy

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