遺伝子組み換えの神話と真実

遺伝子組み換え企業が振りまく神話と、実際の科学者たちが検証した事実とがどれほど食い違っているか、解き明かした“GMO Myths and Truths”の第4版が届いた。

 たとえば、遺伝子組み換え企業は遺伝子組み換えは農業の生産性を上げる、と言っているのだけど、実際には生産性が下がっている。保守的な全米科学アカデミーもそれを認めている。そうした神話の数々を実際のピアレビューされた論文を元に検証した本で、遺伝子組み換え企業に騙され続けてきた政府関係者や業界関係者に覚醒をもたらした本といってもいいだろう。

 第2版までは自由にダウンロードできたが、A4版で300ページを大きく超える量で印刷するのも大変、印刷されたハンディーなものがほしいという要望に応えて第3版から内容を圧縮して書籍として販売されるものになった。その改訂版第4版で、この版にはゲノム編集も含まれている。これは1年前に作られたもののようだが、その知らせが届いたのは先月のこと。

 なんとかこの日本語版とかどこかで出版してもらえないものだろうか(完全他人頼み)。日本では本当に初歩的におかしな「神話」が「科学的事実」であるかのように言いふらされている。この本、一冊あれば、それがおかしい、ってすぐ言える。保守的な人でもこの本、読めば、遺伝子組み換えはダメだ、という結論になると思う。
 本当にいい本です。

GMWatchによる本の紹介(第3版はKindle版もあるのだけど、第4版は今のところペーパーバックだけみたい)

第2版は無料でダウンロードできる。
2014年の版だけども、基本的な部分は同じ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です