ブラジルで広まる有機農業・アグロエコロジー

 日本のマスメディアが伝えない世界の大きな潮流。それは有機農業・アグロエコロジー。

 「有機農業なんて一部の人の流行」などと日本では思ってしまうかもしれないけど、世界の事態はまったく異なる。世界全体で20年足らずに有機市場は5倍になっている。米国やヨーロッパだけでしょ、と言われるかもしれないが、これも違う。
 ブラジルでは2006年から2017年の12年の間に有機生産農場数はなんと1000%を超える伸びを示した(5,106から68,716へ。ブラジル政府の統計IBGEの数字)。もっとも、この中に有機認証など取らない形で行われている生産者の農場はこの中に入っていないと考えられるので、実際にはこれよりさらに大きくなっているだろう。
 「金持ちだけ」それも違う。ブラジルでの最大の有機産物生産者団体はMST(土地なし農村労働者運動)。土地を持たない農業労働者を組織して農地改革を求め、その得られた農地でアグロエコロジーを適用してブラジル社会に安全な食を提供することが現在のMSTのミッションとして捉えられている。貧困層である農業労働者たちが自ら農薬も化学肥料も使わない農業を実践して、その産物を享受する。そして余剰産物は学校給食や地域のファーマーズマーケットへ。

 こうした流れはブラジルだけの話ではなく、今、世界に拡がっている。となりの韓国でもそれはここ数年で急速に拡がっているという。そして、この動きは日本でも始まりつつある。特に学校給食の有機化は今後、各地で進められていくことが期待される。これこそ生態系の壊滅による人類生存危機(第6期絶滅期)を止める上での不可欠の選択の1つ。

Agricultura orgânica reúne todos os elementos da produção sustentável

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